7/22にインプラントを入れました。

4月初旬


某研究所のロボットの案件も終わり、緊張の糸が解け、どっと疲れが出た頃でした。


それが原因かはわかりませんが、右下六番臼歯の歯茎が腫れ、急性の痛となって襲い掛かってきました。


今まで、何度も何度も歯根の治療を行ってきた場所なので、マタかという感じではありましたが。


しかし、今回の場合は、寝間着が汗でビショビショになって、目が覚めるほどの激痛です。


睡眠不足で疲労困憊の朝一番、すがる気持ちで職場近く(二条城)の歯科医院に電話予約しました。


先生の説明:

再三に渡って悪化するのは、歯の根元にヒビの入っている可能性があります。でもまずは、根管の治療を行っていきましょう。それでも、改善しない場合、歯茎を開いてヒビの状態を確認し、もし救えるならば接着でいきましょう。


おそらく、先生は、この時点で十中八九抜かざる得ないと判断していたと思います。しかし、それだと私が受け入れられないだろうという事でこの様な治療計画を立てたのかも知れません。


手間の掛かる根管治療が始まりました。他の歯科医院で入れてもらった支柱を抜くだけでも40分ほど掛かりました。また、虫歯も進んでおり、それを掻き出して、なんとか紙一枚の厚みを残したとの事です。


かくして、細く枝分かれした根管の治療は終わりました。根元は完治しましたが、歯周の腫れまでは引かず、いよいよ歯根のヒビが疑わしくなってきました。次回、切開してみてダメなら抜歯しましょうと勧められました。


5月初旬


前回同様、今回も多分救ってもらえると、甘い気持ちで臨みました。実は、別の歯科医院にて、過去にも同じ様なやり取りがあったためです。


実際にメスが入りました。残念ながら思ったよりもヒビは深くまで達しているとの事です。おまけに、骨もかなり溶けている様です。この上に被せ物をしても保たないと説明されました。


その割れた歯根だけを分割して抜歯しました。抜いたモノを見せていただきました。7割ほど縦にヒビが入っている様に見えます。


40年間苦楽を共にした相棒とのお別れに何とも言えない寂しさを感じました。


今は、臼歯の根元が半分だけ残った状態です。抜歯したからには、何かしらの歯を入れなければ噛めませんし、歯並びも崩れてくるそうです。

六番臼歯の場合、大きな力が掛かるので、いきなり入れ歯やブリッジにするよりは、まずはインプラントにするのが良いとのこと。


と云うのは、インプラントがダメになっても、入れ歯やブリッジへ移行出来る。これが残った健康な歯に対する最もリスクの少ない治療と説明して下さいました。


正直云うと、下顎の骨にタッピングをしてネジ止めするのは嫌でした。癒合しなかったり適合しなかったりで異物が長期間停留したまま間苦しい思いをするかも知れません。


ネガティヴな妄想を治めるために色々と調べてみる事としました


インプラント+事故でググって見るとオトガイ穿孔の死亡事故がトップに表示されます。内出血で窒息死するほど下顎が腫れ上がるのだとか。


要は、雪庇の様に張り出した歯槽骨を上からドリルで貫ぬいて、歯茎の舌側に走る動脈を切断してしまったとのこと。この時、歯肉も一緒に貫いて仕舞えば、死亡事故までには至らなかったのかも知れませんが。


調べれば調べるほどマイナスのイメージだけが大きく膨らんで行きます。


先生からは、歯槽骨の吸収(萎縮)の始まる前にインプラントを入れて下さい。抜歯から2ヶ月後を目処にして6ヶ月以内に手術を受けて下さいと釘を刺されました。


怖じ気付いているのがバレたか?


そうこうして居る内に名古屋への転勤が決まってしまい、結局、先生のお知り合いが経営する柏森の歯科医院をご紹介頂きました。


二条城の先生によると、柏森の先生はとても良く治療をする方ですとのこと。この先生が紹介して下さるなら間違いはないと思い、柏森の先生にお願いする事としました。


忙しくて名古屋で信頼出来る先生を見つける時間は有りませんでしたのでとても助かりました。


6/24 9:45

初診。柏森の先生によると、二条城の先生は大阪で働いていた時の後輩に当たるとの事でした。


まずは、なぜインプラントにしたいのか質問されました。こちらが回答に困っていると、XPを眺めながら、


二条城は、六番臼歯を残そうと試みたが叶わず半分だけ残してブリッジの可能性につないだ。でも五番と七番が健康である事、臼歯には大きな負荷が掛かる事からインプラントを勧めたのだろう


と、今までの経緯を予測


私がインプラントの治療に合意したので、その日のうちにCTの撮影と残っていた歯根の抜歯をして頂く事となりました。


7/1 10:30

抜歯後の傷口を確認。十分に骨があり、抜歯後の窪みも明瞭、とても簡単な手術になるとの説明。麻酔20分+手術40分程度の見込み。使用するインプラントはノーベル。7/22に手術の予約を取って頂きました。


手術の前日から翌日にかけてジスロマックを服用して下さいとのこと。処方して下さる。


7/22 15:40

10分ほど遅れて到着。何かあった時のため、身を清めておこうと、急遽、入浴を思い付いたため遅れてしまいました。申し訳ございません。


到着後、すぐに専用の処置室へ案内されました。


個室の処置室には、柏森の先生、若い先生、歯科衛生士2名の計4名が入って来られました。執刀中は多分、柏森の先生と歯科衛生士さんの計2名だったと思います。


麻酔注射:

麻酔注射の後、術後の痛みを防ぐためのボルタレンを一錠服用。麻酔が効くまで20分ほど時間を開ける。


手術開始:

顔に布を掛ける。


歯肉切開:

切開の後、糸のテンションで歯肉を開き術野を確保。


骨のドリリング:

回転数は遅く600rpm位、刃は4回くらい替えました。痛くはありませんが、如何にも削っている感じの振動が不快ではあります。


常に潤滑用の生理食塩水を流しながらドリリングしている様でした。


インプラントのねじ込み:

それ程大きなトルクは感じません。ねじ込み終わった後、仮のアバットメントを取り付けました。


縫合:

思ったより時間が掛かりました。


術後CT:

計画した位置にインプラントが入ったかをCTで確認。骨の薄くなった所を避けたため若干寄っていますが、それも計画通りの様です。


伝達麻酔による鎖骨骨折の観血的整復術に比べれば全く苦痛のない手術でした。


使う道具や手技自体は、通常の歯科と似た様なモノと感じましたが、事前に作業手順や使用する部材を検討してある辺りは外科手術的かも知れません。


16:50には、支払いまで完了致。フィクスチャ+手術代で27万円+αと成りました。上部構造物には別途お金が掛かります。


今の所、痛みや痺れはありません。一旦は成功と云えそうです。二条城の先生にはご迷惑お掛け致しました。




転勤(ご永転)と成りました

滋賀県に戻って来て既に15年経ちましたが、突然の転勤を御拝命いただき、名古屋で生活する事となって仕舞いました。


5月27日に打診があって、6月1日より名古屋で勤務出来ないかと相談されましたが、流石にチョット急すぎて対応出来ませんでした。


社運を賭けた大仕事であり、上手くいけば5年くらいは帰ってこれない感じです。結局、正式な辞令も下りぬまま、長期出張の準備だけ整えて6月14日から名古屋での生活を送って居ります。


現在、名駅近くのウイークリーマンションで仮住まいをしておりますが、7月1日からは、天白区での賃貸マンション暮らしがスタートします


家賃の安さと隣接する日進市の自然環境の良さに惹かれて天白区を選択しましたが、職場の名駅までは少し遠かったかも知れませんね。


その7月1日が目前に迫ってきて居ります。


6月14日からのスタートとなって仕舞いましたが、お客様からは既に一月分の報酬を頂いているらしく少々プレッシャーを感じて居ります。

書籍を自費出版しました!

通勤電車で書きためた日記を元に書籍を作りました。譜面を「どれみ」ではなくて「123」と読めば、五度圏が簡単に理解できるという内容です。


詳しくは、アマゾンの商品紹介をご覧ください。なか身検索!で冒頭を確認できます。

どれみ算法忍術帳 - 数字を用いた譜読み虎の巻 (MyISBN - デザインエッグ社)

どれみ算法忍術帳 - 数字を用いた譜読み虎の巻 (MyISBN - デザインエッグ社)


巻末に手笛の鳴らし方についても説明しています。実は、このところ手笛にハマっておりまして、YouTube に動画まで投稿してしまいました。


私みたいに音楽の素養がない人でも、手笛ならば、鼻歌の様にメロディーを奏でられます。


まだまだ聞き苦しいところは多いですが、逆に云えば音の鳴らない方には参考になると自負しております。余りに上手い人の動画は、何をやっているか分かりにくいものです。


最初のコツを掴むのは難しいので、興味のある方は、宜しければ、「どれみ算法忍術帳」をご購入下さい(^_^;)